「毎日腹筋してるのに、なんでお腹だけ痩せないの?」そんな疑問を抱えながら、鏡の前で溜息をついた経験はありませんか?
頑張って運動しているのにポッコリお腹が引っ込まない・・・それはもしかすると、筋肉の“使い方”が間違っているのかもしれません。
実はピラティスは、「お腹痩せ」に最も効果的なエクササイズのひとつ。
なぜなら、腹直筋だけでなく、インナーマッスル(腹横筋・骨盤底筋)をターゲットに動かすからです。
今回は、ピラティスがどうしてお腹痩せに効果的なのか、その理由とおすすめポーズを図とともにご紹介します。
なぜピラティスでお腹が痩せるのか?

1. インナーマッスルを鍛えて“引き締める”
ピラティスは、いわゆる「見える筋肉」ではなく、**体の奥にある“姿勢を支える筋肉”**に働きかけます。
その代表が、腹横筋(ふくおうきん)という天然のコルセットのような筋肉。
この筋肉が活性化すると、お腹が内側から引き締まり、自然と凹んでいきます。
2. 呼吸法で内臓も刺激し、代謝UP
ピラティスでは、「胸式呼吸」という特有の呼吸法を使います。
息を吸うときに肋骨を広げ、吐くときにしぼるように腹部を締める——この動きが内臓のマッサージ効果を生み、
腸の働きを助け、代謝アップにもつながるとされています。
3. 姿勢改善で“見た目が変わる”
猫背や反り腰によって、内臓が前方に押し出されると、お腹がぽっこり見えてしまいます。
ピラティスでは骨盤や背骨の配列を整えることで、本来の美しい姿勢=フラットなお腹へと導いてくれます。
お腹痩せに効果的なピラティスポーズ
ここでは、初心者でも自宅でできるお腹引き締めポーズを図付きでご紹介します。
ポーズ1:ハンドレッド(Hundred)【お腹全体/初心者向け】

やり方:
仰向けに寝て、脚をテーブルトップ(膝90度)に上げる
肩を少し浮かせ、両腕を床と平行に伸ばす
胸式呼吸を続けながら、腕を上下に小刻みに動かす(100回)
効果:
腹横筋・腹直筋・骨盤底筋が総動員され、お腹全体に強い刺激
呼吸と連動することで、燃焼効果もアップ
ポーズ2:シングルレッグストレッチ【下腹部/初心者〜中級者】

やり方:
仰向けに寝て、肩を浮かせ、右膝を胸に引き寄せる
左脚を斜め45度に伸ばす
呼吸に合わせて左右の脚を交互に切り替える(10〜20回)
効果:
下腹部を引き締め、ぽっこりの改善に◎
太ももの付け根や腸腰筋にも刺激が入り、骨盤の安定にも
ポーズ3:プランク・トゥ・ピケ【お腹〜体幹/中級者向け】

やり方:
肘をついたプランクの姿勢をとる
足先でベッドや床を軽く突いて戻す(左右交互に5〜10回)
効果:
体幹がぐらつくほど腹横筋が活性化
くびれ作り・背中の引き締めにも効果的
ピラティスでお腹が痩せるまでの期間は?
一般的には週2〜3回のペースで約4週間継続すれば、
「ウエストが引き締まった」「姿勢が良くなって見た目が変わった」と感じる方が多いです。
もちろん個人差はありますが、続けることで確実に内側から変化が訪れます。
まとめ
「お腹を凹ませたいなら腹筋100回」そんな時代はもう終わり。
今求められるのは、“効かせる動き”と“正しい呼吸”で、内側からお腹を変える方法です。
ピラティスはその答えを持っています。
ただ細くなるのではなく、美しく引き締まる、健康的なお腹を目指すなら、ピラティスは、あなたの一番の味方になるはずです。


